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【2022年10月】首都圏中古マンション市況を、成約までの日数をデータで考察!

登録から成約までの日数は平均74.7日

図表1:首都圏 登録から成約に至る日数(中古マンション)



(東日本レインズ「首都圏不動産流通市場の動向」より作成。以下同様。)

東日本レインズによると、首都圏で2021年に成約された中古マンションにおいて、レインズに物件登録してから成約するまでの平均日数は、74.7日でした。
2020年はコロナ禍で、成約までの日数が88.3日と長期化していましたが、2021年は、前年よりも2週間程度短縮化されたことになります。

成約までの日数は何に影響を受け、影響を与えているのか

図表2:首都圏 成約件数・新規登録件数と登録までの成約日数の比較

成約件数や新規登録件数の推移を比較してみましょう。一見すると、どちらも、成約日数までの推移と同じような変化で推移しているように見えます。
新規登録物件数が多いということは、売り手にとっては競合となる物件数が多いことになり、成約までの長期化の一因となると考えられます。

しかし、数値上は、新規登録件数よりも、成約件数の方ががより成約日数との相関関係が強いことが分かりました。
成約件数を「需要」と見立てると、需要が増えると、成約までの日数が長くなる傾向が見えてきます。
需要が増えているからといって、必ずしも早く成約するというわけではなく、むしろ逆のようです。

図表3:成約価格と登録から成約までの日数比較

次に、成約㎡単価と成約までの日数を比較してみましょう。こちらも、相関関係は0.60と正の関係であるという結果が出ました。
つまり、成約までの日数が長くなればなるほど、成約㎡単価も高くなる傾向が強いということがデータからは分かります。

売り手としては、「出来るだけ早く」「出来るだけ高く」売却したいという思惑がありますが、実際の売買データを検証すると、現状は少し違っているということが分かります。

売買においては、優先順位(「価格」、「売却時期」など)を付けることが重要なようです。