不動産投資のポイント

国の資産形成制度にはない不動産投資の魅力

「資産づくり」、これは、50年後もあなたの豊かな暮らしを下支えしてくれる価値ある資産をつくることです。
資産を運用することで最終的には多くの貯金(預金)をすることを考えがちですが、価値ある資産を持ち続けることで、その価値から現金(収入)を生み出すことができる、これが「不動産投資」です。
金融機関が勧めてくる商品だけが資産づくりの資産なのではありません。
投資リスクを低減し、安定したリターンを期待できる投資方法についてお話します。

国のスローガンは「貯蓄から資産形成へ」

預貯金だけでは資産が増えにくい現在。投資を踏まえた資産形成を考えようとする人も多いのではないでしょうか。
巷では投資セミナーが盛況のようですが、この波に乗り遅れてしまってはいないか不安になることもあるでしょう。
そこで、わが国が打ち出した「貯蓄から資産形成へ」というスローガンをご存知でしょうか。
この以前のものは、「貯蓄から投資へ」というものだったのですが、金融庁が公表する「金融行政方針」の進捗状況や実績等の評価をまとめた「平成27事務年度 金融レポート」で、その方針が明らかになりました。
ここでは、国民の保有する資産の半分以上が現預金のため、その資産を投資対象や時間を分散して、中長期的に安定的なリターンを実現してほしいと示しています。
つまり、手元の現金や預金を長い目で見た投資を実行しましょうということです。
これは、国民に自助努力をして自身のライフイベントや老後に備えてほしいという意図のほかに、資本市場を活力あるものにしていきたいという希望も込められています。

そこで、資産形成を目的とする制度はいくつかあります。
1つは、「財形制度(勤労者財産形成促進制度)」で、勤労者財産形成促進法に基づいて、会社員の財産づくりを支援する制度です。
積立額が毎月の給与から天引きされるため知らず知らずのうちに資産づくりができます。

2つ目は、iDeCo(イデコ)やNISAになります。iDeCoは個人型確定拠出年金のことで、掛金となる資金を自分で拠出し、自分で運用する公的年金にプラスできる個人年金です。
運用する商品は、定期預金や投資商品、保険商品などがあります。金利は期待できませんが定期預金のように元本が確保される商品もあります。
一方で、投資信託などの投資商品は元本を下回る可能性があります。金融商品の知識が少なからず必要になります。
また、iDeCoにおける将来受け取る年金原資は、掛金額と運用益の合算となるため不確実です。
NISAは、投資を推奨する制度といえます。先に触れた国民の多くの資産が現預金のため、リスクマネーにシフトして、資本市場を活性化する目的もあります。
したがって、投資対象には、元本が確保される預貯金はなく、株式や投資信託などがNISAにおいて投資対象となる商品になります。
運用益が生じた場合は非課税となりますが、損失について何ら施策は取られません。成長性のある投資商品を自ら選定して運用をしなければなりません。

では、「貯蓄から資産形成へ」のスローガンをうたった平成27年から、保有する金融資産に変化はあったのでしょうか。
金融広報中央委員会の「家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査](平成30年)」(以下、「家計の金融行動に関する世論調査」)によると、「金融資産を保有する世帯で、種類別の金融商品保有額」は、世帯主30代・40代の世帯で約半数以上が預貯金を保有しています。
残念ながら、国のスローガンは子育て世代には浸透していないようです。

不動産を資産形成に取り組む

自らの大切な資産をリスクマネーに投じるのは、子育て世代にはハードルが高いのかもしれません。
子どもの教育資金や住宅ローンの返済など、まだまだお金がかかるこの先に、あえて投資に挑もうという人は少ないでしょう。

資産は他人につくってもらう

では、他人に資産を築いてもらう不動産投資でしたら、このような心配はしなくてもいいかもしれません。
不動産投資というと、不動産物件を売買して稼いでいくようなイメージを持っている人もいるかもしれません。

ひと昔前のバブル経済の時はそのような手法もありだったのかもしれません。しかし、ここでご紹介する不動産投資は、資産価値として高い不動産を保有し、その価値を長く引き継いでいくという方法になります。
資産は売らない限りその価値の恩恵を(収入)受け続けることができます。つまり、不動産を他人に賃貸して、家賃収入を得ることができるのです。

では、その不動産を手に入れる方法をお伝えしましょう。不動産を購入するには、ローンを組むことが一般的になります。
そのローン返済はあなたの給与からだけではなく、その不動産を借りてくれる入居者の家賃から支払うことになります。つまりは、他人のお金で資産を築いていくことができる仕組みといえます。
このローンを払い終えると、晴れて家賃を収入として得ることができるようになります。
例えば、公的年金の受給が65歳からだとしたら、公的年金にプラスして、家賃収入を確保できることになります。
しかも、この資産を手放さない限りは後世に引き継いていくことができるのです。

3つの余裕を生む不動産投資

不動産投資は、何かと支出がかさむ子育て世代の期間であっても、他人があなたのために資産を構築していってくれるのです。
不動産投資の「投資」といっても、リスク商品に資金を投じることではないということが理解いただけたでしょうか。
資産形成を考える際に、いつでも引き出しができる預貯金を持つことは重要です。そのほかの資産について、大切なお金をリスク商品で埋め尽くしてしまうのか、他人が築いてくれる不動産を資産形成に取り組むのか、それは両極端な選択といえます。

後者の不動産投資は、資産を他人が築いてくれているため、あなたの持ち出しがなければ、あなたのお金にも余裕が生まれます。
この余裕で、金融商品について学びながら、運用をはじめることも十分に可能です。投資は、「時間とお金と心」の3つの余裕が大切だと言われます。
心に余裕を持てる理想的な投資スタイルを実現できるかもしれません。

不動産投資の仕組みや魅力をわかって頂けると、今度は、不動産について、色々と調べたりインターネットで検索をしてみたりすることでしょう。
不動産は決して安いものではありませんので、信頼できる不動産業者から信頼できる不動産を手に入れるようにしましょう。
その不動産業者とも長い付き合いになりますから、分からないことは恥ずかしいとは思わずに何でも聞いて相談してみましょう。
このようなお付き合いも不動産投資の大きな魅力の一つともいえるでしょう。