女性のための不動産投資の始め方

私の人生設計書 『30歳代・40歳代女性における失敗しない人生設計とは』

日本は少子高齢化が年々加速しています。ご自身の将来の年金受給は大丈夫なのだろうかと不安に感じてはいらっしゃいませんか?そうは言ってもいったい何から手を付ければいいのかもわからない、忙しい毎日を過ごすだけで時間ばかりが経ってしまうという現状でしたら、わたしの話に耳を傾けてみてください。

今回は、35歳代・40歳代のいわゆるF2層に近い女性たちの貯蓄の現状と将来のための資金づくりについてお話したいと思います。

年代に見る金融資産調査から見る現状は?

自分と同じくらいの年代の人達(男女共)がどのくらい金融資産を保有しているのか気になりませんか?

30歳代(男女)では「300500万円代未満」の年収層が最も多く、金融資産保有額は平均504万円・中央値100万円です。40歳代(男女)では「300万円未満」の年収層が最も多く、金融資産保有額は平均285万円・中央値0円(ゼロ)です。ここから見える背景には、転職時の年収ダウンや親の介護のための離職、または自身の病気などです。特に40歳代になると年収が減る傾向が見られ、現代は昔と違い年代が上がれば年収も比例して上昇するわけではなくなっているようです。(※1

将来への不安は女性のほうが高い

30歳代及び40歳代の女性における「老後の生活に対する不安の内容」は、30歳代では92.6%・40歳代では92.3%が「不安感あり」と回答しています。そのうち、「公的年金だけでは不十分」と回答したのが30歳代では88.3%・40歳代では85.2%と考えています。また、同年代の男性と比べて多い不安の内容が「配偶者に先立たれ経済的に苦しくなる」です。その割合は30歳代では30.1%・40歳代では33.5%と約3割になっており、結婚して伴侶を得ても将来への不安は「人」では解消しないということなのです。

一方、「老後の生活費の収入源」についての回答(全年齢)では、前者では「公的年金だけでは不十分」と回答したのに対し、収入源とするのは「公的年金(88.8%)」と答えています。そのほか、「就業による収入」が挙げられていますが、16年前(同調査)と比べるとその割合は18.0%ポイント減少となっていて、就業への不安も見え隠れします。16年間ほぼ横ばいなのが「不動産収入(家賃・地代等)」です。(※2

定年65歳でも厳しい現実

我が国は急速に高齢社会へと進んでいます。1950年には1人の高齢者に対して12.1人の現役世代(1564歳の人)がいたのに対して2015年には高齢者1人に対して現役世代2.3人となっています。今後、さらに高齢化は加速していき2060年には高齢者1人に対して現役世代1.3人となることが予想されています。今後、平均寿命は延びて、2060年には女性90.93年(歳)となり女性は90歳を超えると見込まれています。(※3

これから年金を支える現役世代は減少し、平均寿命が延び長生きとなるので、定年までに十分な老後の生活資金を準備しておかなければ65歳以降も働き続けて稼がないと老後の生活は厳しそうです。

 「失敗が許されない40歳代の人生設計」

30歳代なら結婚も視野に入れつつ人生設計を考えることができますが、40歳代後半ならシングルライフの人生設計に切り替えて考えていかなければなりません。将来、結婚するにしても、シングルライフで人生設計をたてておけば安心です。この先40歳代となれば定年まで20年から25年と言ったところでしょう。その間にいかに老後資金準備ができるかどうかによって老後の生活は大きく左右されます。

また、人生設計を考える上で、起こり得るリスクについても視野にいれておくことがポイントです。

人生設計を考える上でのリスクとは

人生は順調なときばかりではなく、誰もがリスクに直面する可能性はあります。人生設計を考える上で、何年後にいくら、どんな方法でお金を貯めていくかを考えるだけでなく、どんなリスクに直面したとしても大丈夫なように準備をしておくと安心です。

考えられるリスクとしては、病気やケガで仕事ができなくなった時、親の介護で介護離職をせざるを得ない時、リストラされて働けなくなった時など経済的損失を被った際のリスクが挙げられます。老後資金を準備する手段として、リスクに直面した時の手段として考えておきたいのが「不動産投資」です。

現役時代を最大限に活用する

「不動産投資」は手元に大きな資金を準備しなくても不動産投資の専用ローンを借り入れして「不動産投資物件」という資産を持つことができます。金融資産以外の資産である不動産投資物件を持っておけば、安定した家賃を定期的に得ることができます。現役時にローンを20年で組んでおくことで定年するまでにローンを完済でき、老後はローンのない不動産という資産を持つことができます。

また、不動産投資は管理会社に任せてしまえば、家賃の受取りから物件の修繕などの管理までやってくれるので手間がかからないのも魅力です。これからの人生設計では、定年までの貴重な現役時代を最大限活用して、いかに資産を築いていくかを視野にいれた資産形成が重要です。特に40歳代の方であれば年収を増やしたいという目的も忘れないでください。

収入が伸び悩み、思うように金融資産を持つことができなくても、不動産投資なら今すぐに価値ある資産を持つことができます。誰でも不安のない老後生活を送りたいものです。準備は早ければ早いほど良いかもしれません。

 

(※1)「家計の金融行動に関する世論調査[単身世帯調査](平成28年)」金融広報委員会
(※2)「暮らしと金融なんでもデータ(2017年)」金融広報委員会
(※3)「平成28年版高齢化白書」内閣府

FP事務所やさしいお金の相談室代表
(有)コスモスペース取締役社長
一般社団法人女性FP相続サポート協会理事

桑野恵子先生

マネー????エンジェル桑野恵子が、安心に暮らせるための不動産投資の魅力をお届けします。 エンジェルは投資の世界では資金を提供する富裕な個人のことです。桑野恵子は、資金援助の代わりに豊富な知識とノウハウを提供して資産を築いていくお手伝いをします。