一人暮らし1,745名の実態調査、どんな物件に住んでいるのか?~現在の住まいの間取り、家賃や満足度、住まい選びの優先条件などを徹底調査~

不動産投資で生活を豊かにするWebサイト“不動産投資スクエア”(運営会社:株式会社クレアスライフ)は、現在一人暮らしをしている20代~50代の男女1,745名を対象に現在のお住まいについてアンケートを行いました。

調査回答者:一人暮らしの20代~50代の男女(有職者)
有効回答数:1,745名
調査期間:2026/5/25~2026/5/31
調査機関:株式会社クレアスライフ
調査方法:インターネット調査

目次

調査背景

結婚率の低下や、長期化している少子化、さらには離婚の増加などを背景に、単身で暮らす人は今後ますます多様化していくと考えられます。かつては一時的な住まいと見られがちだった「一人暮らし」も、現在では年齢やライフステージを問わず、長く続く生活スタイルのひとつになりつつあります。
そういった市場動向を踏まえ、
本調査では、全国の20代~50代男女・一人暮らし世帯を対象に、現在の住居形態、物件種別、間取り、最寄り駅までの距離、家賃、満足度、住まい選びの優先条件を調査しました。

回答者の属性

属性:年齢・性別
属性:職業
属性:年収

50代が42.1%と最多で、40代、30代が続きます。若年単身者層よりも中高年単身者層の比重が高い構成です。男女別では男性50代が突出しており、単身生活が長期化・固定化している層の住まい実態を捉えやすい調査といえます。

職業は会社員が合計で約72.0%を占め、事務系27.8%、その他会社員24.4%、技術系21.8%が中心です。

自営業7.0%、パート・アルバイト10.5%も一定数いますが、安定収入のある給与所得者層が多くなっています。
年収は200万円~400万円未満が29.2%、400万円~600万円未満が25.7%で、合計54.9%を占めます。
600万円以上は約21.2%にとどまり、一人暮らしの中心は中所得層です。そのため、住まい選びでは、仕事を中心として、家賃負担・生活利便性・適正な広さのバランスが重視されやすい層と推測します。

設問1:現在のお住まいの形態を1つお選びください。

現在の住まいは「賃貸」が68.0%と最多で、「持家」25.5%を大きく上回りました。単身者層では、ライフスタイルや仕事、収入状況の変化に応じて住まいを選びやすい賃貸が主流となっていることがうかがえます。
一方で、持家も4人に1人程度存在しており、単身者でも住まいを長期的な生活基盤や資産として所有する層が一定数いることが分かります。

参考クロス集計:形態×年収

年収別に住まいの形態を見ると、「200万円~400万円未満」では、賃貸が32.0%で最多で、3人に1人が賃貸で住んでいることになります。
「400万円~600万円未満」になると、社宅・寮が27.8%、賃貸が26.4%、持家が24.5%と、住まい選びがバランスよく分かれており、また、年収が「400万円以上」になると、実家暮らしが少なくなるというのも特徴的です。
「600万円~800万円未満」でも、社宅・寮が13.9%で最多となり、独身に限らず単身赴任なども含めた会社員の居住形態がうかがえます。
また、年収「600万円以上」になると、賃貸より持家が上回っていく傾向があります。

設問2:現在のお住まいの種別を1つお選びください。

住居種別は「マンション」が46.3%で最多となり、「アパート」34.8%、「戸建」18.3%が続きました。一人暮らしでは集合住宅の利用が中心であり、特にマンションは単身者の住まいとして一般的な選択肢になっています。快適性や防犯性、日常生活の利便性などを重視した住まい選びが背景にあると考えられます。

参考絞り込み集計:賃貸×種別

住居形態で最も多かった「賃貸」のなかでも、住まいの種別は「マンション」が最も多く、次いで「アパート」「戸建」となっています。単身者は集合住宅を賃貸で借りる人が多数であり、特にマンション居住者の比率が高いことが分かります。マンションの利点である防音性、管理状態、セキュリティ、共用部の使いやすさなどが影響していることが推測されます。

参考クロス集計:種別×年収

年収別に住居種別を見ると、「200万円~400万円未満」では、アパートが36.0%と最も多くなっているのに対し、「400万~600万円未満」では、マンションが27.8%で最多となり、年収「400万円以上」になると、マンションがアパートを上回る傾向が見られます。
全体として、アパートは比較的低~中所得層、マンションは中所得層以上に広がる傾向が見られます。どの年収帯でも戸建に住む層も見られますが、実家暮らしなどが含まれることも考えると、収入が見合えばマンションに住みたいと考える人が多いと考えられます。

設問3:現在のお住まいの間取りを1つお選びください。

間取りは「1R・1K」が36.3%で最多、「1DK・1LDK」が24.3%と続き、単身者向けのコンパクトな間取りが中心となっています。一方で、2K以上の間取りに住む人も38.3%おり、一人暮らしであっても最低限の広さだけでなく、暮らし方に応じた住居形態や空間の使いやすさなども重要になっているのかもしれません。

参考絞り込み集計:賃貸×間取り

住居形態を「賃貸」に限定すると、全体と比べて「3K・3DK・3LDK」「4K・4DK・4LDK」の比率が下がり、単身者向けの「1R・1K」「1DK・1LDK」が75.5%を占め、間取りの中心になっています。実家暮らしや持ち家と異なり、賃貸の場合は、やはり家賃や利便性などとのバランスを重視していると考えられます。

設問4:現在のお住まいは最寄り駅まで徒歩何分ですか?

最寄り駅までの距離は徒歩10分未満の合計で56.3%を占めています。一方で、徒歩15分以上の距離に住む人も26.6%います。単身者にとって駅までの近さは重要な条件である一方、必ずしも駅近だけが選ばれているわけではない可能性がうかがえます。
家賃や広さ、周辺環境、通勤・通学の動線、自動車・バイク利用の有無などの事情も含まれているのかもしれません。

参考絞り込み集計:賃貸×駅距離

住居形態を「賃貸」に限定してみると、全体の構成比率はほぼ同様に見えますが、「13分以上」では合計3.2Pt減少しているのに対し、「3分~12分未満」では合計4.8Pt増加しています。このことから賃貸に住んでいるはたらく単身層にとって、最寄り駅までの距離は12分がひとつの目安になっていると推測されます。

設問5:現在のお住まいの家賃を教えてください。(Q1で賃貸または社宅・寮を選んだ人のみ)

家賃は6万円未満が46.2%、6万~8万円未満が29.6%となり、8万円未満が全体の約4分の3を占めています。一人暮らしの単身者層では、住居費を抑えながら生活全体のバランスを保つ意識が強いと考えられます。高額家賃帯は限定的であり、家賃の手頃さは住まい選びにおける大きな判断材料になっていることが分かります。

参考クロス集計:年収×家賃

年収別に見ると、家賃は年収が高いほど選択肢の幅が広がる傾向が見られます。
年収200万円未満では家賃「6万円未満」が76.5%、200万円~400万円未満でも60.1%を占め、住居費を抑える傾向が明確です。
一方、400万円~600万円未満では「6万~8万円未満」が最多となり、「8万円~10万円未満」も割合を増やしています。
年収800万以上になると、「10万円以上」の割合も増え始め、年収1,000万円以上では「10万円以上」の家賃が目立つようになっています。収入に応じて、家賃の許容範囲が上がる様子がうかがえます。

一方、家賃の目安は一般的に「収入の2割~3割」が理想といわれていますが、今回の傾向でも、ボリュームゾーンでは収入の2割前後に収まる傾向が見られました。 ここには社宅や寮など比較的に家賃が優遇されているものも含まれていることを考えると、「一般賃貸」に限定した場合、実際にはもう少し家賃は高い傾向にある可能性も考えられます。

設問6:現在のお住まいの満足度を教えてください。

現在の住まいに「大変満足」「まあ満足」と回答した人は合計59.0%で、過半数が一定の満足感を持っています。
一方で、「どちらともいえない」が26.6%、「不満」「大変不満」も合わせて14.3%存在します。明確に不満を抱いている人は少数派ですが、より快適な住環境や条件改善の余地を感じている層も少なくありません。
住まいへの評価は、家賃、立地、広さ、設備など複数条件のバランスで決まっていると考えられます。

設問7:お住まい選びで最も優先したい項目を1つお選びください。

住まい選びで最も優先する項目は「家賃・価格」が44.0%で最多となり、次いで「立地・住所」28.0%、「広さ・間取り」18.5%が続きました。
単身者の住まい選びでは、まず住居費が無理なく支払えることが最重視され、そのうえで生活利便性や空間の使いやすさが検討されているといえます。物件の品質や設備よりも、日々の暮らしに直結する実用的な条件が優先される傾向が明確です。

参考絞り込み分析:賃貸×優先項目

住居形態を「賃貸」に限定すると、住まいを決める際の優先事項は「家賃・価格」が半分を占め、全体集計よりもコスト意識が明確に出ています。
これは、賃貸が持ち家とは違い、自身の所有資産にならない分、家賃はできるだけ抑えたいという考えや、持ち家の場合は自身の資産として購入するため、価格だけでなく立地や住所にもこだわりという考えが反映していることが考えられます。
ただし、賃貸の層でも「立地・住所」「広さ・間取り」は重要な優先項目であり、単に安い住まいを求めているのではなく、家賃・利便性・居住性の納得できるバランスを探しているといえます。

総括コメント

今回の調査から、全国の一人暮らしをしている単身者では、「賃貸」が約7割を占め、そのなかのほとんどが「マンション・アパート」に住んでいることが分かりました。

特に住まい選びでは「家賃・価格」が最重視され、次いで「立地・住所」が重視されており、「無理なく払える住居費」と「生活利便性」のバランスが物件選択の核になっています。

賃貸の場合、間取りは「1R~1LDK」が最多で、家賃は「12万円未満」が中心となっています。一方で年収が高くなると、「広い間取り」や「高い家賃」のお部屋に住んでいる層も見受けられました。共通点としては、家賃の予算に対して、駅までの距離や間取り・生活利便性とのバランスの最適解を探していることを示しています。

不動産投資の観点では、安定した賃貸こそが成否を分けるため、「どのような賃借人をターゲットにするのか」、「その賃借人は何を求めているのか」を把握して物件を選択することが不可欠です。
特に全世帯数の過半数を占める単身者層をターゲットにする場合、今回の調査結果から、「マンション」「1R~1LDK」「年収400万円以上」「駅徒歩12分未満」「家賃14万円以内」のバランスが取れた物件を選ぶことが望ましいと言えそうです。
これから不動産投資を検討する人は、参考にしてみてはいかがでしょうか。

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この記事の著者

時代に合った不動産投資を、具体的な事例やノウハウを元にリアルに情報発信している「スクエア編集部」。 40年以上、物件開発から賃貸・建物管理、仲介を行ってきた老舗グループ企業による運営の下、読者に確かな不動産投資を推奨すべく活動しています。

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