不動産投資の物件と選び方

「伝統」と「進化」が不動産の価値を決める! ~新宿御苑エリア~

新宿は、東京都庁を中心に高層ビル群が立ち並び、日本最大規模の繁華街を有する街です。
眠らない街とも称される新宿駅周辺からほど近くに位置する「新宿御苑エリア」も不動産選びにおいて欠かせないエリアです。新宿御苑エリアは、ファッションの新しい発信地として注目される「新宿三丁目」・伝統と格式を持ち合わせる「四谷三丁目」、そして美しい自然を体感できる「新宿御苑」から成り立っています。
今回はそれぞれのエリアの特徴について紹介していきます。

ファッションの新しい発信地「新宿三丁目」

新宿駅は、年間12億人以上が乗り降りや乗り換えをする世界で最も利用客数の多い「ビッグターミナル駅」です。駅の周辺は巨大な繁華街で、平日休日を問わず人通りが絶えることはありません。そんな新宿駅から東側へと延びる新宿通りを進んでいくと、丸の内線と副都心線の停車駅である「新宿三丁目駅」があります。
駅周辺には伊勢丹や新宿マルイといった大型百貨店が並び、新宿駅周辺とは異なって清潔感が漂うショッピングスポットになっています。
2013年の「ルイ・ヴィトン」の路面店オープンに続き、2014年には「ティファニー」、2015年9月には、英国ブランド「バーバリー」が国内最大の路面店をオープンしました。また日本のブランドショップである「BEAMS」も創業40周年のプロジェクト「BEAMS JAPAN」の発信拠点に新宿三丁目を選んでおります。こうしたことを受け、新宿三丁目はファッションブランドの新しい拠点になりつつある状況です。
国土交通省発表の公示地価を見ても、全国の商業地のトップ10にランクインしており、銀座や丸の内、大手町と肩を並べています。

歴史と伝統の街「四谷三丁目」

四谷三丁目は歴史と伝統に溢れた街です。江戸時代には、現代と異なり都市部でなく郊外に近い街でした。
しかし江戸城外堀の拡張工事や明暦の大火の影響を受けて、寺院をはじめとする多くの文化が流れ込みました。その影響で四谷の人口も増加し、門前町として栄えていったのです。
現代の四谷三丁目駅付近は、周辺にオフィスビルが立ち並ぶビジネス街で、かつ豊富な店舗が連なっており、都心部らしい活気のある街並みとなっています。
一方、かつての花街である「荒木町」、江戸時代から残るお寺が集まる「寺町」、明治時代から今も続く「花園神社の酉の市」など歴史も数多く残しています。四谷は交通の利便性にも優れています。
新宿の商業エリアから千代田区の半蔵門まで繋ぐ新宿通り、早稲田から港区の六本木まで伸びる外苑東通りが交差している場所です。そのため電車だけではなく、自転車やバイク、バスなどでも通勤・通学が便利な場所だと言えるでしょう。

自然に溢れる「新宿御苑」

新宿東側エリアのシンボルとなっているのは「新宿御苑」です。
江戸時代に、新宿御苑の北側に宿場の1つである内藤新宿が置かれました。
その影響で、新宿御苑付近は栄えるようになったのです。20世紀に入ると、日露戦争の戦勝を兼ねた開苑式が行われて新宿御苑と呼ばれるようになりました。
新宿御苑は、新宿区と渋谷区にまたがる大規模な庭園です。総面積は58.3ヘクタール、日本庭園をはじめ、イギリス式・フランス式などの庭園も混在し、四季折々の自然を楽しめるようになっています。

 

ここで全ては紹介しきれませんが、新宿御苑エリアが魅力的なエリアだと理解頂けましたでしょうか。
ブランド力のある「新宿三丁目」・伝統と格式の「四谷三丁目」・自然が豊富な「新宿御苑」がバランスよく隣接しています。
新宿のにぎわいや利便性を上手に利用でき、新宿御苑の自然を感じて暮らすことができる、都内でも希少で恵まれた住環境にあるのです。 物件を探されている方は、選択肢の1つとして、ぜひ参考にしてみて下さい。

株式会社クレアスライフ 不動産コンサルタント

清水 剛

不動産投資の営業として16年従事し、これまで数百人に上る投資検討者への提案・アドバイスを行う。 現在は営業の第一線から卒業し、企画側として不動産投資の魅力を多くの人に伝えるべく、セミナー講師やメディア出演などに精力的に取り組んでいる。