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老朽してもなお親しまれるマンション「当時の憧れだった宮益坂ビルディング」

渋谷駅前では大規模再開発が進んでいます。渋谷駅から東側に延びる宮益坂の坂下付近の渋谷ヒカリエに隣接する一等地に位置する、日本で最初の公的分譲マンション「宮益坂ビルディング」も建替え工事が始まり2020年5月末の竣工を目指しています。
今回は、多くの人たちの憧れだった「宮益坂ビルディング」の歴史と魅力についてお伝えします。

日本最古の分譲マンション

宮益坂ビルディングは、1953年に施工した日本で最古の分譲マンションです。当時渋谷にはまだ高い建物がなく、地下1階地上11階建ての宮益坂ビルディングは珍しかったことでしょう。東京都が底地権を持ち、借地権マンションとして分譲したもので、2基のエレベーターはエレベーターガールが操作し、セントラル方式による暖房、ビル内の交換手による電話、ダストシュート、メールシュートなどの最先端設備を備える高級マンションとして、マスコミでも大きく取り上げられ話題となりました。

当初は、低層部から高層部にかけて店舗、事務所、住宅が配置されていて、1階が店舗、2~4階が事務所、5階以上が住宅として分譲されていました。その後は渋谷の街の変化が進むにつれて区分所有者自身の居住者は減っていき、次第に住宅部分は事務所や賃貸化が進んでいきました。
そして、建物の老朽化が深刻化していた中、「宮益坂ビルを考える会」が発足するなど建替えの検討が始まっていました。

マンションは、多くの時を刻むにつれて老朽化してきます。そして、耐震性、設備の劣化、資産価値の低下、バリアフリー化の必要性などさまざまな不安や問題が生じます。そのため、建替えの検討をせざるを得ないわけですが、宮益坂ビルディングも例外ではありません。

しかし、その建替えにあたり、複合用途建物であることや、ほとんどが賃貸利用だったことによる合意形成活動の難しさがありました。また、借地権や共有部の名義残り問題など、いくつもの要因が複雑な権利関係の整理などのために長い年月を要しました。
こうして2012年の建替え決議が成立するまでには大変な苦労と多くの人々や企業が関わってきました。

ヒカリエすぐ裏にある宮益坂ビルディングの建替計画

宮益坂ビルディングは、2016年2月に解体工事に着手し、2017年に1月に本体着工となりました。
建替え後は1階に店舗、2階から4階に事務所(一部店舗)、5階以上に住戸(152戸)を併設し、地下2階地上15階建ての複合用途型マンションになります。また、建物南側の銀座線上部(建替後マンションの3階レベル)に設置される歩行者用デッキに接続予定にもなっていて、渋谷のど真ん中という好立地であるな上に渋谷駅へのアプローチもスムーズになる計画になっています。

建替え前後の比較

建て替え前 建て替え後
延床面積 7,872.62㎡ 14,55341㎡
階数 地上11階・地下1階 地上15階・地下2階
総戸数 住宅70戸・事務所37・店舗7 住宅152戸・事務所28・店舗7
間取り 1DK・2DK 1K・1LDK・2LDK・3LDK
各戸専有面積 35.40㎡~46.77㎡ 30.00㎡~78.28㎡

出典:旭化成ホームズ株式会社HPより

飲食店が並ぶ賑やかな宮益坂佇まい

宮益坂ビルディングが建つ宮益坂界隈は多くの商業施設、飲食店が営業しています。また、地域に根付いた神社が点在する一面もあります。

宮益坂

渋谷駅から青山通り(国道246号)へ上がる坂道であり、渋谷では「道玄坂」と並んで有名な坂の一つです。宮益坂下の交差点には「ビックカメラ渋谷東口店」をはじめ、宮益坂には多くの商業施設、飲食店が連なり賑やかな坂道となっています。

宮益御岳神社

宮益坂の途中にある神社で、狛犬はめずらしい日本狼の石造です。毎年恒例の「宮益御嶽神社例大祭」では、神輿が宮益坂~渋谷駅前~明治通りなどを巡り、神社の参道には露店が並び、境内は参拝者で賑わいます。

宮益坂ビルディングのある渋谷区

宮益坂のある渋谷区は、人口は約22万4千人(平成29年9月1日現在)、東京都23区の南西部に位置しています。その街並みは、昭和30年ごろから高層ビルが続々建設され、商業地区に加えて業務地区といわれるオフィス街が生まれて副都心化が進んでいきました。東京オリンピックの開催決定を契機に、道路の新設や拡張が相次ぎ、渋谷区の街並みはさらに大きく変わっていったのです。

渋谷区は、2020年の東京オリンピック・パラリンピック後も見据えた街づくりの構想があります。世界連邦宣言都市でもある渋谷区は、世界を惹きつける魅力的な都市であるため、ロンドン・パリ・ニューヨークなどと並んで称されるような「成熟した国際都市」を目指しています。また、渋谷という街だからこそ生まれた文化潮流、「文化を生みつづけるという文化」いわば「渋谷カルチャー」があります。
特に、渋谷駅周辺や原宿界隈は、ファッション関係の店舗や百貨店などの新しいビルが次々に建てられ再開発されています。多くの人々が集まる一方、若者の街として賑わいをみせています。

区内にはこのような多彩な表情をもった地域が共存していており、それぞれの魅力を最大限に引き出す街づくりがされていきます。宮益坂ビルディングもまた渋谷の街の活性化の立役者になることでしょう。
※出所:「平成28年版渋谷区勢概要」渋谷区HPより

※参考サイト「旭化成ホームズ株式会社」/「渋谷区/「2015年9月25日付・日刊 建設工業新聞」

FP事務所やさしいお金の相談室代表
(有)コスモスペース取締役社長
一般社団法人女性FP相続サポート協会理事

桑野恵子先生

マネー????エンジェル桑野恵子が、安心に暮らせるための不動産投資の魅力をお届けします。 エンジェルは投資の世界では資金を提供する富裕な個人のことです。桑野恵子は、資金援助の代わりに豊富な知識とノウハウを提供して資産を築いていくお手伝いをします。

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